歯周病
歯周病は生活習慣病です。
ブラッシング不足だけが歯周病の原因だと思っていませんか?
歯肉・歯根膜・セメント質および歯槽骨からなる歯周組織に起こる疾患の総称を言います。
歯周病は、歯肉炎で始まり、一度発症すると徐々に進行し、歯周炎に移行する慢性疾患です。
治療をしないで放置しておくと歯を支えている歯周組織がなくなり歯が抜け落ちてしまう病気です。
歯周病になりやすい生活習慣とは・・・

①ブラッシング不足(歯周病原因菌)
□ あまり歯を磨かない
□ 歯石がつきやすい
□ 食べたものがよくつまる
□ 歯並びが悪く、磨きにくいところがある
□ 定期的に歯科医院に行く習慣がない

②糖質食べ過ぎ(血糖調節異常、糖尿病)
□ 甘いものをほぼ毎日、食べたり飲んだりする
□ 炭水化物中心の食事である
□ 体重が増えてきた
□ 血縁者に糖尿病の人がいる
□ 頬や舌に歯型がついている

③鉄・タンパク質欠乏(貧血)
□ 立ちくらみ、めまい、耳鳴りがする
□ 肩こりや関節痛がある
□ のどの不快感がある
□ 肉や卵をあまり食べない
□ 貧血といわれたことがある

④胃腸疾患(消化吸収障害)(ピロリ菌感染、リーキーガット症候群)
□ 口内炎がよくできる
□ 甘いもの、アルコール、カフェインが多い
□ 胃腸が弱い
□ 家族にピロリ菌感染もしくは胃がんの人がいる
□ アレルギーがある
□ 貧血といわれたことがある

⑤喫煙
□ タバコを吸っている、または吸っていた
以上の項目で該当箇所が多いほど、歯周病になるリスクが高まります!
あなたはどうでしたか?
●糖質の食べすぎ●鉄たんぱく質の欠乏●胃腸疾患●喫煙●ブラッシング不足、などの要素が重なって口腔内のバランスが崩れ、歯周病が発症・進行するのです。

歯周病の治療
ブラッシングからの治療として『つまようじ法』を取り入れています。
つまようじ法とは、歯と歯茎の境目をつつくように刺激して、歯茎の上皮を鍛える歯間ブラッシングです。このブラッシング方法では、歯ブラシの毛先を、上の歯を磨くときは、歯ブラシの毛先を下に向けて、歯と歯茎の境目、歯と歯の間を起点に、毛先を歯間へ押し込みます。そうすると、毛の一部が歯と歯の間に入り込み、反対側につき出ます。
歯肉に機械的刺激(マッサージ)を与えることにより、歯肉の上皮細胞の増殖を活発にさせることができます。そうすると、新陳代謝が活発になり、細菌も歯肉に侵入できなくなります。
>>>つまようじ法とは
食生活や生活習慣の改善への指導等も治療法のひとつとして行ってます。
>>>栄養療法とは
その他の治療法
●高濃度ビタミンC点滴
●ピロリ菌検査
●禁煙指導
治療法の疑問などは医師・歯科衛生士に遠慮無くご相談ください!